11月16日 日記
今日の昼休みまたもやクズ3人組がU君の悪口を言っていた。そこで俺は拳を握りしめ、後ろを振り返り、お前らカスだな。と言ってやろうとした。しかし、言えなかった。その後クズ集団の話のネタは別の話題に移り変わっていた。後悔の念に包まれた。あのタイミングで言っていれば…。そう思っていると、次は「床に落ちたシュークリームを誰にあげるか。」という話題に移り変わっていた。そこでクズ1号が「U君に食べさせようぜ」と言った。そうすると、クズ2号が「いや、U君にはもったいなすぎるだろ」と言った。それはつまり、床に落ちたシュークリームを食べるにはU君には贅沢すぎる。という意味だと俺は思った。「クソ野郎どもメガ」腹の中が憎悪で包まれた。その後、小(こ)いじられキャラの俺にクズ2が「落ちたシュークリームあげるよ」と笑いながら言ってきた。そのタイミングでずっと温存しておいたワード「お前らカスだな」を真顔で食らわせてやった。普段温厚で優しい自分から繰り出されたワードはよりクズ集団の心に刺さったのだろう。そいつらの顔はピーンと凍ったように表情を失っていた。その3秒後くらいにクズ3号が「お前のほうがクズだろ」とあまりにもひねりのない小学生が言いそうな言い返しをしてきた。その後自分はすぐに次の授業の準備をし、U君と一緒に次の授業が行われる会場に行った。
帰宅後、親に今日の一連の騒動を話した。そうしたら、父がよくやったと自分の行動を認めてくれた。うれしすぎた。
ここまで自分がU君のことを守りたい理由は、U君と仲がいいからというのはもちろんあるが、実はもう一つ大切な理由がある。それは、自分自身が中学2年生の時に一人の男の子のことをいじめたことがあったからだ。当時僕はI君というヤンチャな少年とつるんでいて学校内で問題行動を共に起こしていた。そんな中、教室ではクラスメートのF君のことをまるで虫のように扱っていた。席替えでF君とI君の席が近くなると「最悪!!」とI君がいうと俺は「ドンマイ」や「おつかれ」と声をかけて、F君が傷つくようなことをまるで人間が平気でゴキブリに「キモっ」というくらいの感覚で言っていた。I君がF君に言った卑劣な悪口に乗っかってさらに悪口を上乗せするようなことをしていた。本当にクズでカスでゴミで生きる価値がないようなことをしたと後悔する時が頻繁にある。いじめられた側はその傷を一生背負って生きると考えると本当に殺人と匹敵するような罪を犯したと思っている。当時のいじめていた時の感覚を正直に話すと人をいじめているときというのは、気持ちよさがある。F君は天然で不器用であった。そんなF君の行動が当時の自分にとって非常にムカついた。だからそのF君に嫌がらせをしてF君のいやな顔を見るのが気持ちかったのであろう。F君は自分の教室にとどまらず学年全体で理不尽に避けられていたこともあり、F君の中学校3年間はどんなに苦しかったのものか。本当に取り返しのつかないことをしてしまった。
このような自分の過ちが今いじめを阻止しようという行動につながっている。ほんの僅かでも償いになれば…という思いでいる。
11月15日 日記
今日は学校の体育の授業でトーリッピで一番最後に残ってしまった。そのエピソードをネタに他クラスの仲のいい子と笑い話にした。自分の恥ずかしいエピソードをそのまま心に隠しておくと、トラウマにしかならないけど、家族や友達に話すことで気持ちが楽になるよね。なおかつそれが笑い話になるのなら、十分価値があると言えるのでは?(笑)。それにしてもトーリッピの最後になるのはなかなかメンタルにくる(笑)。髭の抜毛が癖になりつつある今日この頃。何とかしてこの癖を直したい。髭がまばらに生えたオヤジにはなりたくない。あと、クラスに性格の悪い集団がいて、そいつらが俺と仲良くしているU君にえげつない陰口を言っているのを聞いて、自分がいじめられているのかと思うくらい辛かった。U君は身長160cmくらいのポチャリ体系で、恥ずかしがり屋で穏やかで優しい。自分と二人でいるときはとっても面白い。どちらかというといじめの標的になりやすいタイプなのかもしれない。そのいじめっ子集団はU君をからかったりして怒らせるのを楽しんでいるクズ野郎どもだ。俺は一刻も早くそのいじめっ子集団を蹴散らして、縁を切りたい。だが行動に移せない。お前らそういうこというのやめろよ!とヒーローのように飛びつきたい。葛藤している。そいつらとそのあと気まずくなったらどうしようという思いが心のストッパーとなっている。でもそんなクズ集団との関係が崩れようとどうだっていい。トーリッピで最後余りになる男には変わりないのである。だったら少数派でも自信を持てる男でありたい。1人のいじめられっ子を守れる人でありたい。高校生活残り3か月とわずか、絶対にいじめさせない。俺1人でもU君の味方になってやる。U君がクソ集団に悪口を言われて笑っていたとしても、それは偽造の笑いで心は傷ついている。そんなときに俺がクソ集団に何か一言挑戦的な言葉を投げかければU君の気持ちはどれだけ軽くなるか。そんなの考えなくてもわかることだろ。さあ行動に起こそう。
11月12日 日記 久々の週末の勝利
今週末は久々に土日とも勉強に専念することができた。自分の成長に拍手。勝利の後の冬の湯舟は最高だった。この当たり前のような幸福を貧しい国の人たちにも味わってもらいたいと思った。また、裕福な国に生まれ、衣住食がそろっていて、おまけに教育を受けさせてもらっている以上、貧しい国の人々を自分たちと同じくらいの生活水準になれるようにサポートするのはマストだと思う。将来お金を貯めたら、少しでもそういうサポートになるようなことをしたいと思った。